触れるということ

毎日、人に触れるということはどういうことだろうかと想いを巡らせます。

触れるということは単に身体に触れているだけでなく、その人の心や精神的なもの、より深い部分、エネルギー的な領域、すべてに渡って触れているのだと思います。

人それぞれに不調を感じる箇所や長年に渡り抱えているものは違い、触れる側の人間はどこにフォーカスするのかということになりますが、

わたしの場合はその人のニュートラルな状態を見つけようとしている感じがします。
無理な力が抜けて、ゼロに戻るような感覚がでるような場所に出会おうとしているということかと思います。
一見、どんなに悪い状態のように思えても、その闇のような中に一点の光を見出すことができるかどうかが大切だと思います。

生命には計り知れない叡智が宿っているので、
どうすれば良くなるかの答えをわたしがすべて知っていなくても、その人に元々備わっている叡智が働きやすいように、わたしが邪魔にならないサポートができるのかが肝心だと思います。

いつも今この瞬間にある生命の輝きを
忘れることのない施術をすることがわたしの
願いであります。

毎回施術が終わった後にこれで良かったのかと、
自問自答する日々ですが、
奥深く神聖な生命そのものに触れさせてもらえる幸せを感じることができるのはとてもありがたく、

少しでも必要だと思ってくださる方のお役に立てるように一日一日を大切に過ごしたいと思っています。