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巡り、巡る生命

身体も人生も自分ではわからないぐらい複雑に思えます。

どうしてこんな事が起こるのかと言うような不思議なこともあります。

 

自然の世界は人間の意識では計り知れないことばかりです。

 

人間の自我の力は強大で、

それによっていつも自分と他者や周りの世界を区別し、分離し生きています。

 

自分をコントロールし、

自然をも人間の手によってコントロールしてきた地球は

今、大きな分岐点にきているように思います。

 

人の身体に触れながら、

生命の本質とは何だろう?

という思いがいつも巡ります。

 

わたしは何に触れているのかと。

 

身体はいつか無くなります。

土に帰っていきます。

 

それで生命は終わりなんでしょうか。

身体が大地へ帰り、

大地はまた、新たな生命を育み、

草花になったり、

虫になったり、

水になったり、

火になったり、

風になったり、

 

いろんな生命に変容しながら、

循環しながら、

巡り回って、

形を変えながら、

生き続けているんじゃないかと思います。

 

形は変化しながら、でも、

ずっと繋がって生き続けているもの、

それを魂と呼んだりするのかもしれませんが、

それがほんとうの生命の本質

なのだと思います。

 

エゴはなくなることはなくても、

不自然な行き過ぎた行為は結局、

自分や周りや社会や自然を

苦しめる結果として現れてきます。

 

大きな循環の中のひとつの流れとして、

形ではない生命のほんとうの姿として、

 

自然の法則に身を委ね、

広々とした

自由な心で、

 

日々の小さな暮らしの営みを

大事にしていければいいなぁと

思います。