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2024年大晦日

無事に大晦日のセッションを終えて、今年の仕事納めをさせていただきました。

今、自分の中にとても静かで満たされた感覚が拡がっています。

今年も一年間ありがとうごいました。

 

触れることを通して出会ってくださったお一人お一人との

深く濃い時間を振り返りながら、

この一年で何か今までとは違う感覚が内側に生まれているなあと感じます。

思いがけない気づきから、

センサリー・アウェアネス(エサレンマッサージのベースとなる体験を重視するワークの一つ)

のワークを受けるようになり、

今の自分が何をどう感じているかにより注目するようになりました。

さまざまな圧倒的な情報があふれる世界で耳を澄まさないと

自分の中に起こっている微かな感覚は

かき消されてしまいます。たわいもないことだと思ったり、

これは意味がないと決め付けたり、

いつのまにか

自分じゃない誰かの考えのほうがすごいと感じたり...

 

でも、本当の声はいつも内側にあるし、子供のときから

ずっと一人一人ぞれぞれの固有の感じ方があったのだと思います。

私自身も大人になるにつれ何かを学ぶことが

自分のよりどころになってきた部分も

大きいですが、

今、もう一度誰に教わらなくても元々持っている無邪気な感覚を

大事にしたいなと思います。

それはからだで感じることだったり、

一歩一歩歩くことや、皮膚で感じる温かさや

眼に入る光や、頬に当たる風やなんでもないような

ことを感じることが楽しくなったり、安心感になったり。

 

そしてそんな風に一つ一つのことに出会い直していけば、

何千回と繰り返している当たり前の日常も

そのたびに新鮮な体験になって、

何十年の付き合いになる自分とも

毎日新しい発見があるような気がします。

 

私にとって触れ合えることこも、

そうしてだんだんと

仕事としてのプレッシャーを超えて、

毎回、毎瞬違う人それぞれの生命の動きやリズムとの

交流を楽しんでいる感覚が生まれてきているように思います。

 

シンプルに今年はセッションを楽しめるようになってきたことが

ほんとに嬉しい一年でした。

それもこれも関わってくださった方々や

このからだや回りのすべての存在とのつながりのおかげです。

また、来年もみなさんといろんな形での生命の交流ができるのを楽しみにしています。

 

どうぞよいお年をお迎えください。